2025年度は、「地域文芸活動による体験格差の解消」事業を中心に活動致します。
なぜ今、「地域文芸部」なのか
- 学校の外にも、自分の表現を見つけられる場所を
学校や家庭では語りづらいことも、詩や物語というかたちなら素直に表せる。そんな「もう一つの居場所」として文芸が機能します。 - 言葉の力でつながる対話を
SNSが主流の時代だからこそ、ゆっくり言葉を紡ぎ、誰かとやりとりをする時間が貴重です。書くこと・読むこと・語ることを通して、互いの世界に耳を澄ます感性が育まれます。 - 文化資本の格差をゆるやかに埋める試みとして
小説や詩に出会い、言葉にふれる体験は、将来の学びや自己理解に深く影響を与えます。学校や家庭の事情に左右されず、誰でも安心して参加できる場として、地域文芸部は格差是正の一助となります。 - 地域に根ざした創造の場として
その土地に暮らす人々の記憶や風景を言葉で綴ることは、地域の新しい記録でもあります。地域文芸部は、まちの文化的な厚みを育てる装置としても機能します。
地域文芸部は、こんな方にひらかれています
- 詩や物語を書くのが好きな中高生・大学生
- 読むのは好きだけど、書くことには自信がない人
- 昔書いていたけど、また始めてみたい大人の方
- 教育や福祉の現場にいて、「言葉」を使った活動に関心のある方
- 地域で文芸的な活動に関わりたいと思っているすべての方
最後に
地域文芸部は、文学のうまさや完成度を競う場ではありません。
それよりも、「自分の言葉を持つこと」と「他者の言葉に耳を澄ますこと」を、人生のどこかで大切にしたいと思っている人たちの、ささやかな拠点でありたいのです。
文芸対話協会のHPもご覧ください